薬局で買えるようになったED治療薬と、オンライン診療の違い
※本記事はPRを含みます。
2026年7月31日、ED治療薬が初めて薬局で買えるようになりました(エスエス製薬「シアリス」。7月末に先行発売、8月31日から全国販売)。処方箋なしで、薬剤師のいる店舗で対面購入できます。
「薬局で買えるなら、オンライン診療はもう要らないのでは」と考えるのは自然です。そこで、実際にドラッグストアで買ってきました。オンライン診療を定期利用している僕が、両方の買い方を実物で比べます。効果や治療内容の話はしません(医療広告のルール上、できません)。どちらが良いという結論も出しません——条件が違うだけなので、条件を並べます。
実際に薬局で買ってみた
流れはこうでした。
- 事前にスマホで、エスエス製薬公式のWebチェックシートに回答します。中身は問診そのもので、4段階あります——症状と年齢の確認/アレルギーと併用薬(硝酸剤を使っている人は購入できない、など)/持病(心臓・血圧・肝臓・腎臓・目の病気など)/併用薬の詳細。腎機能の計算欄まで用意されています。数分で終わりますが、聞かれる内容は診察の問診と大きくは変わりません
- 大手ドラッグストアの店頭で、薬剤師に結果画面を見せて「これで買えますか」と伝えると、確認のうえ、売り場の裏から商品を持ってきてくれました。商品は売り場には並んでいません(要指導医薬品のため)
- 会計は普通の買い物と同じです。袋も頼めば入れてくれます
買ってみて最初に思ったのは、1箱の少なさです。1箱4錠(タダラフィル10mg)で、継続して使うことを考える量ではありません。制度上も1回の購入は1箱までです。
もうひとつ、買ってから気づいたことがあります。店頭での購入は、記録がほとんど残りません。カードで払っても明細に載るのはドラッグストアの店名だけで、そこから中身は分かりません。レシートを手元に残さなければ、それで終わりです。オンライン診療は逆に、配送とカード明細の側に記録が移ります——そちらの実際は別の記事に記録しています。
薬局で買う場合の条件(2026年9月時点)
- 薬剤師のいる店舗での対面販売のみ。ネット通販では買えません(要指導医薬品のため)
- 購入のたびにチェックシートと薬剤師の確認が必要
- 1回の購入は1箱(4錠)まで
- 18歳未満・女性は購入できません。硝酸剤を使用中の方など、服用できない条件の方には販売されません
- 価格は1箱5,808円(税込)=1錠あたり約1,452円
つまり「薬局なら気軽」とは限りません。対面で、毎回、話して買うのが薬局の買い方です。その場で手に入るのが最大の利点です。
オンライン診療で買う場合の条件
- 診察はスマホで完結し、対面はありません。薬は配送で届きます(届き方の実際はこちらの記事に記録しています)
- 医師の診察を受けるため、医師の判断により処方できない場合があります
- その場では手に入りません。到着まで日数がかかります
- 費用の例(クリニックフォアの公式表示・2026年9月18日確認・税込):シアリスの後発品(10mg)1錠968円+診察料1,650円+配送料550円。診察料0円のクリニックもあります(レバクリなど)
費用を並べる(同じ10mgで)
| 項目 | 薬局(市販版) | オンライン診療(例:クリニックフォア) |
|---|---|---|
| 薬 | 先発品(シアリス)10mg | 後発品 10mg |
| 1錠あたり | 約1,452円 | 968円 |
| 診察料・その他 | なし(薬剤師の確認あり) | 診察料1,650円+配送料550円 |
| 一度に買える量 | 1箱(4錠)まで | 1錠から。まとめ買い割引あり |
| 入手まで | その場 | 配送を待つ |
| 対面 | 必須(毎回) | なし |
| 手元に残るもの | 4錠 | まとめた錠数 |
※薬局側は先発品、オンライン側は後発品という違いがあるため、単純な価格比較ではありません。最新の価格・取扱いは各公式ページと店頭でご確認ください。
どちらを選ぶか(条件の整理)
- 今日必要・対面で薬剤師に相談したい → 薬局。これは市販化で初めて生まれた選択肢です
- 対面を避けたい・継続して使う → オンライン診療。要指導医薬品はネット販売ができないため、「家から出ずに買う」方法は現状オンライン診療だけです。継続なら1錠あたりの費用と診察料の構造が効いてきます
- 持病や併用薬がある → どちらのルートでも販売・処方されない場合があります。対面の医療機関で相談してください
※料金・仕様は2026年9月時点。変更されることがあります。申し込み前に各公式ページでご確認ください。